【2016参院選】性的マイノリティに関するアンケート(挨拶文)
まもなく参院選が公示されますが、今回、リコーダー・レインボー・ブリッジでは
はじめて、候補者の方へ意識アンケートを実施します。
ちなみに設問は一般の方にもお尋ねしてみたいような内容になりましたので、
ワークショップなどで活用することがあるかもしれません。
性的マイノリティに関するアンケートのお願い 平成28年6月10日
拝啓
リコーダー・レインボー・ブリッジは北九州市で、同性愛者や性同一性障害など、LGBTを
含む多様な性、性的マイノリティについての啓発、支援活動を行っています。このたびの
参議院選挙に立候補される皆様に、性的マイノリティに関するアンケートを実施させて
いただきたいと思います。ご多忙のところ大変恐縮ですが、有権者から の質問として
お答えいただければ幸いです。宜しくお願いします。
レズビアン、ゲイといった同性愛者、バイセクシャルと言われる両性愛者、生まれた時の
法的・社会的な性別と異なる性別で生きている、或いは、生きたいと思うトランスジェンダ
ー(性同一性障害はその中でも医学的な診断 名です)を総称してLGBTと呼ばれ、最近では
同性パートナー証明発行の動きなどでメディアなどでも取り上げら れるようになりました。
しかし、このLGBT以外にも、そもそも恋愛感情がないとか、性別がない無性、身体上の 性別
が不明瞭な方など実に多様で、それらすべてを含む性的マイノリティの数は6月1日現在の
最新統計でおよそ 8%、12人に 1人いるといわれています。少数者と言いながら実際はこの
ように決して少ない数字ではないのです が、無知による偏見や差別にさらされ、当事者は
肩身の狭い思いで生活をしています。
今回の参院選から選挙権年齢が 18 歳以上に引き下げられますが、学生、もっと言えば幼少
期ですでに自分の性別に違和感を覚え、園や学校生活において苦悩したり、就職活動で壁に
ぶつかったり、偏見、いじめ、差別にさらされています。経済政策をはじめ様々な問題が
選挙の争点になるかと思いますが、多様性を認めること、個々の人権が尊重されること…
かつて性的マイノリティは犯罪や病気として扱われてきましたが、これからは人権問題と
して向き合っていかねばなりません。そして、私たち当事者も、共にこの社会で生きる国民
の一員としてきちんと発言し、関わっていかねばならないと思っています。積極的な政治
参加意識を持つ必要を強く感じる中、このようなアンケート調査を実施することで、国政を
担う皆様に性的少数者のおかれた状況を想像していただく機会となればと考え、初めて実施
いたします。選挙を前にして、当事者の国民からの質問にお答えいただくことは大変重要な
ことと考えております。選挙区の候補者の皆様、そして、比例区各党の皆様に送付させて
いただきます。お忙しい中大変恐縮ですが、なにとぞご協力・ご回答のほどよろしくお願い
申し上げます。
リコーダー・レインボー・ブリッジ代表:笛田 千裕 敬具
*設問にお答えいただき、同封の返信用封筒にてご返送ください。お忙しい中恐縮でござい
ますが、ご返答、ご返信をいただけますようお願い申し上げます。回答いただけない場合は
その旨ご記入の上ご返送ください。
【アンケート期限】 平成28年6月30日(木)まで (遅れた場合も順次公開します)
【返送先】 同封の返信用封筒をご利用ください
※アンケートの結果は、リコーダー・レインボー・ブリッジのホームページにて公開する
ほか、マスコミに配布いたします。アンケートの返信が無い場合は、無回答として発表
させていただきます。お忙しいところ恐縮ですがご 返答いただきますようご協力をお願い
申し上げます。
*活動実績
☆当事者や関心のある方に向けての月例の交流会
☆高校での出前授業
☆性的マイノリティ目線での街歩き(バリアフリーツアーの性的マイノリティ版)
☆北九州市人権啓発イベント「ふれあいフェスタ」への出展
☆一般市民向けの人権講演会 →8 月には春日市にて人権講演会予定
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